３/２０(月)エリュシオン臨時例会報告 - 太田

2017/03/23 (Thu) 00:24:10

参加者５名。


ＧＭ：矢野さん
『ブレイド・オブ・アルカナ～リーンカーネーション～』
「因果の操り人形達」
をプレイしました。

ＰＬ：太田.Ｆさん.十文字さん.ＭＡＸさん

ＰＣ作成条件は、今までで一番、高経験点の８０点＋特定の技能レベルを１つを＋１レベルです。
ＧＭ：矢野さんのレギュレーション説明や配布データの用意なども、普段の矢野さんのシナリオよりも多く丁寧でした。

今回は、シナリオの設定を凝ったタイプのセッションでした。
クライマックスのギミックとそれに合わせた設定のハンドアウトでした。

太田の感想としては、
クライマックスに”縛り戦闘ルールの追加”だと考えた方が分かりやすい、ＰＣに不利な条件が複数増える、何一つ良い事も選択肢も無い。
ストーリーも分かり易く一本道で、ＮＰＣは基本的に情報元、
それはロールプレイする分には微妙かもしれないが、そこはあえてそうしているのだと見て取れる。
これはダークファンタジーのダークの部分を強調しているのだと思う。
そして、クライマックス戦闘の攻略とそれに合わせたチームとしてのＰＣ作成が、今回の主題だった。

兎に角、戦闘だ！何が無くても戦闘だ！
何せハンドアウトとＰＣ作成時の情報公開で、ＰＣに必要な役割は分かっている。
ＰＣ①以外はボスにとどめを刺せない。しかもＰＣ①は長射程攻撃が苦手な「ルナ」が推奨だ。そして「ルナ」は防御が苦手だ、そしてメインアタッカーである以上、保守的な特技に余り割くわけにもいかない。
太田は思った「これは、イメージ重視で設定されているのだろうし、ＧＭにそんな意図はないだろうが、実質的なＧＭの罠であると！！」
他のＰＣ②～⑤がダメージを与えられるエネミーは、ダメージを受けるごとにパワーアップするパワーファイター型と、クリティカル回避型の投擲タイプ。
その他にもＰＣ側の不利要素が多く、それを如何にして攻略するか？
高経験ＰＣで難解なクエストに挑む、ある意味伝統的なシナリオだ。

近年のシナリオは、ＰＣ側に選択肢やオプション要素があったり、ロールプレイなどによってボーナスが貰えたり、より痛快なバトルになったりと、
ＰＣ側のモチベーションコントロール（何らかの努力とそれに対する評価や利点）に重点が置かれている場合が多いし、
その方がＰＬに好まれる事が多い。
これはＦ.Ｅ.Ａ.Ｒ系（特にキクタケ系）のシステムで取り入れられているノウハウだ。

しかし、たまには苦行の様な試練を乗り越えて、難敵を打倒し、ＰＣ達で勝利を讃え合う。
そんな達成感を味会うのも悪くないと思うのだ。

そして今回シナリオは、無事クリアした。
「やったみんな！いえ～い」

戦闘データやシナリオ設定は、あまり完成度が高くなく、
戦闘はパターンが限られているし、ほぼやる事が変わらないが、奇跡の数で圧倒しているエネミーに、ガンガン攻め込まれたり、やたら粘られる長期戦をする事になった。
しかし、ＰＣ側には攻撃制限があるため選択肢が少なく、エネミー側はＨＰ共有能力と再生能力があるため、最後のとどめを刺すまで、ずっと全力攻撃を全てのエネミーが倒れる事なく行てくるので、
なかなかＰＣ達は油断できない。
ＰＣ①だけは死守しなければならない！だって唯一止めを刺せるＰＣなのだから！
しかし、ＰＣ①は、シナリオと全く関係なく、ＰＣ②とはＰＣ間コネクションがあるが、基本的に部外者であるため、
頑張ってロールしてからまないと、ボッチ感が半端ない。
がそこは長年一緒にＴＲＰＧしてきた仲間たちの腕の見せ所！

ダークファンタジーのダークな部分を、笑い飛ばすように、小粋なロールプレイを挟みながらセッションを楽しんだＰＣ４名は、
艱難辛苦を撥ね退けてセッションをクリアしました。

セッション後と感想会（夕食会）で、
感想戦やシナリオ改善案やデータ/システム検討談義などを、沢山話しました。
ＧＭもＰＬもシナリオも、十分な意見交換や感想戦を行えば行うほど、
今後の質がより向上し、次回以降のセッションがより楽しいものになります。

「楽しむ心構え」「向上心」を共有したゲーム仲間が集うサークル。
それは素敵なものだと思いませんか？


参加者の皆さん、ＧＭ：矢野さん
ありがとうございました。